英語シャドーイングの効果とやり方【1000日以上続けてる僕が解説】

英語勉強法でシャドーイングがいいって聞いたんだけど、具体的にどんな効果があるのか知りたいな。あと、やり方とかコツも詳しく教えてほしい。

今回はこういった疑問に答えるために、

  • シャドーイングで得られる効果【3つ】
  • シャドーイングをやる時の注意点と具体的なやり方

を紹介します。

私は英語学習を続けて5年以上になりますが、シャドーイングは毎日の日課にしており、今のところ1000日以上は続けてるところです。

なのでハッキリと言えるんですが、シャドーイングは「効果絶大」です。ですが、どうしてやるべきなのか、どうやったらいいのかをちゃんとわかっている人は、上級者でも意外と少ないみたいですね。

というわけで、シャドーイングについて徹底解説していきます。シャドーイングに関してありそうな疑問には網羅的に答えてるつもりなので、参考にしていただけたらと思います。

シャドーイングの効果【主にこの3つです】

シャドーイングの効果

まずはシャドーイングの効果について。

音読系トレーニングは英語力全般を伸ばすのに効果的なので、細かい効果を言ったらキリがないですが、中でも確実なものを3つ挙げます。

  1. 英語を理解するスピードが上がる
  2. 音の変化や、リズムと強弱の感覚が身につく(リスニング力UP)
  3. 使える文や表現が増える(スピーキング力UP)

それぞれ詳しく説明していきますね。

1.英語を理解するスピードが上がる

シャドーイングをやると、英語を理解するスピードが上がります。

具体的に言えば、リスニングでネイティブの速い英語を理解できるようになったり、リーディングのスピードが劇的に速くなります。

なぜかと言うと、シャドーイングは音声に遅れずに「意味を考えながら」英語を聞き取って、さらに「意味を考えながら同じスピードで」発音しなければいけないからです。

逆に言えば、意味を理解するスピードが遅いと、まともにシャドーイングできたものじゃないんですね(この後説明しますが、「意味を考えないでやる」のはそれこそ「意味ない」のでやめましょう)。

はじめはすごく難しいんですが、その効果はリスニング・スピーキングともに「絶大」です。

2.英語の音声変化やリズムと強弱の感覚が身につく(リスニング力UP)

シャドーイングをやると、英語の音声変化への対応力や、リズムと強弱の感覚も身につきます。簡単に言うと、リスニング力がUPするということです。

というのは、シャドーイングで音声に遅れずに発音するためには、リズムと強弱を真似して、かつその流れで音のつながりや短縮などの音声変化も真似することになるからです。

つまり、「シャドーイングができる=その英語の音声変化やリズムと強弱をマスターしている」ということになり、結果的に、リスニングが上達するわけですね。

逆に言えば、「カタカナみたいな日本語読み」では、まず口が回らずに追いつけません。

英語の音声変化やリズムについて詳しく知りたい方は、下の記事を読んでみてください。

英語の音声変化6パターンと聞き取る方法まとめ【音声具体例つき】

3.使える英文や表現が増える(スピーキング力UP)

これは特別シャドーイングだけに限った効果ではないんですが、スピーキングで使える英文や表現が増えます。

シャドーイングでは同じ英文を繰り返し意味を考えながら発音するので、結果的に文法や表現、そして文ごと「覚えてしまう」ことが多いです。

さらに、発音やイントネーションも真似して練習するわけなので、覚えた英語はかなりスラスラ話せます。

実際、英語を話しているとシャドーイングで練習した表現や文が、無意識にスッと口から出てくることがよくあります。

シャドーイングをする時の注意点【3つあります】

シャドーイングの注意点

シャドーイングをやるときもやっぱり注意点があります。下の3つです。

  1. 完全に意味がわかる英文を使うこと
  2. すでに聞き取れる英文を使うこと
  3. できれば基本的な発音を学んでからやること

1.完全に意味がわかる英文を使うこと

シャドーイングの1つの目的は「英文の理解スピードを上げること」なので、意味がわからない英語を使うのは避けた方がいいですね。

たまに「シャドーイングは意味を考えなくていい」と言ってる方がいますが、それじゃあネイティブの発音をマネするなんて、厳密に言えば無理です。

詳しい理屈を話すと長くなるので簡単に言いますが、英語の音声変化やリズム、強弱は「文の内容(つまり意味)」があるからこそ成り立ってるわけで、これがわからないのに音声変化やらなんやらをマネしたとこで「それっぽい」だけであんまり意味がないんですよね。

なので、シャドーイングをやる時はあらかじめ使う英語の意味を完全に理解してからにしてください。

2.すでに聞き取れる英文を使うこと

たぶん意外とやってしまってる方が多いと思いますが、シャドーイングは「すでに聞き取れる英語」を使わないとこれまた意味ないです。

厳密に言えばまったく意味ないわけじゃないですが、シャドーイングで重要なのはあくまでも「マネすること」であり、「聞き取ること」ではありません。「聞き取れること」は大前提なわけです。

英語は音の変化が激しかったりリズムと強弱があったりと複雑なので、そもそもよく聞き取れない英語をしっかりマネするなんで無理なんですよね。

ましてや知らない単語の発音を適当にマネするとか無駄でしかないです。

なので、シャドーイングに使う英語はあらかじめ文字と音をセットで覚えて、ある程度聞き取れるようにしておいてください。

余裕があれば、「ディクテーション」をやっておきましょう。

3.できれば基本的な発音を学んでからやる

シャドーイングをやるなら、その前にあらかじめ基本的な発音を学んでからの方がいいです(耳が良くて聞いた音をだいたい再現できるなら別ですが)。

というのは、シャドーイングはネイティブの発音を同じスピードでそっくりマネしないといけないので、そもそも発音の仕方がわからないとまず口が回りません。

はじめは音声スピードを遅くしてやるという手もありますが、それでも発音をまったく知らないと「マネしてる」と思ってても「バッチリ日本語の発音」になってしまい、これだとちょっとヤバいです。

「日本語の発音」を繰り返しすりこんでしまえば、今後英語がかなり聞き取りづらくなってしまいます。

なので、耳が良い人を除いて、シャドーイングをやるならまず「母音」と「子音」の発音をある程度学んでからにすることをおすすめします。

4.シャドーイングのやり方【5つのステップ】

シャドーイング5ステップ

では、シャドーイングの具体的なやり方について説明しますね。5つのステップです。

  1. 素材を選ぶ
  2. 使う英文をあらかじめ理解できる&聞き取れるようにしておく
  3. 英文を見ながらシャドーイングする
  4. 音声だけ聞いてシャドーイングする
  5. 音声スピードを上げてみる

ステップ1.素材を選ぶ

まずはシャドーイング用の英語素材を用意します。選び方のポイントは、

  • 短すぎる会話文は避ける(Hi, I’m Tom. Nice to meet you.みたいなやつ)
  • 読めば大体理解できるもの(スクリプトがあった方がいい)
  • 長すぎないもの(長くても1,2分)

です。

ジャンルとしては、ある程度内容が詰まった会話文や簡単なスピーチ、ニュース、なんかがおすすめです。

ステップ2.使う英文をあらかじめ理解できる&聞き取れるようにしておく

注意点としても挙げましたが、シャドーイングで使う英文はあらかじめ「完全に理解できる」&「聞き取れる」ようにしておいてください。

このステップを飛ばすとシャドーイングなんてできたものではなく、意味もないです。

初心者が「シャドーイング難しい」というのは、たぶんここをおろそかにしてるからだと思います。

このステップはシャドーイングとまったく別の勉強法になりますが、簡単にやり方を説明すると、

  • まずは英文を何度か聞く(できれば、「もう聞き取れない」と感じるまで聞き込むのがベスト)
  • スクリプトを確認して知らない単語や表現をなくし、英語の語順のまま読めるようにする
  • 音声を聞いて、英文がわかるようなるまで繰り返し聞き込む

といった感じです。

確実なのは「ディクテーション」をやることですが、なんせめんどくさいので、取りあえず「音を聞いて文字&意味がわかる」ようにしておけばOKです。

補足:シャドーイングとディクテーションの違いについて

この2つは効果的なリスニング練習法として有名なので、「何が違うのか」、「どっちがいいのか」と思ってる方も多いはずです。なので簡単に説明しておきます。

そもそも、シャドーイングとディクテーションは目的が全然違います。

  • ディクテーション:聞き取れない音を明確にして、聞き取れるようにすること
  • シャドーイング:すでに聞き取れる英語の理解スピードを上げること&ネイティブの発音(音声変化やリズムと強弱)を体得すること

です。

つまり、どっちがいいとかではなく、どっちも重要なトレーニングです(ディクテーションはめんどくさいのがあれですが)。

同じ英文を使って練習するなら、まずはディクテーションからになります。

ディクテーションの効果と具体的なやり方まとめ【やる意味ある?】

ステップ3.英文を見みながらシャドーイングする

いきなり音声だけでシャドーイングできれば一番いいんですが、多分慣れてないとキツイので、その場合はまず英文を見ながらシャドーイングしてみてください。

もしくは、英文を見ながら音声にかぶせて音読をする「オーバーラッピング」でもOKです。人によってはオーバーラッピングの方がやりやすいかもですね。

英文を見ながらネイティブの音声を聞いて、ちょっと遅れて、そっくり真似するように発音します。

どのくらい遅れて発音すればいい?

「どのくらいでもいい」です。

そこにこだわるのは意味がなくて、「自分が聞き取りながらしっかり発音できるくらい」ならOKです。

ただ、あまり間隔をあけすぎると自分の声で音声が聞こえなくなりますし、「マネ」の精度も落ちるので、長くても1秒くらいかなと思います。

自分の声で音声が聞こえない場合は「イヤホン」がおすすめ

やってみるとわかるんですが、音声を聞きながら発音すると、自分の声で音源の英語が聞こえづらくなります。

その場合は、イヤホンを片耳だけしてシャドーイングするとかなり聞こえやすくなるので、おすすめです。

英語が速すぎてついていけなければ、スピードを落としましょう

まずはスピードを落としてやってみるのもOKです。徐々に上げていきましょう。

スピード調節は下のアプリが超絶便利でして、スマホでリスニングするならダウンロード必須ですね。

Audipo 〜倍速再生、耳コピ、リスニングに〜

Audipo 〜倍速再生、耳コピ、リスニングに〜
無料
posted withアプリーチ

もしくは、下の記事にリスニングアプリをまとめてあるので、「音声スピード調節機能があるもの(明記してます)」を使うのもおすすめです。

英語リスニングに最強におすすめのアプリ10選【3日坊主にならない】

ステップ4.音声だけ聞いてシャドーイングする

発音に慣れてきたら、音声だけのシャドーイングに移りましょう。

同じように、音声にちょっと遅れて、かつそっくり真似して発音します。

最終的に、「誰かに話すのと同じ感覚で」シャドーイングできるようになることが目標です。

回数はどのくらいやればいい?

人によりますが、しっかりできるようになるまで数十回くらいシャドーイングすることになると思います(一度でそれだけやれという意味ではありません)。

「そんなに」と思うかもしれませんが、英語上達の基本は、「同じ英文(教材)を徹底的にやり込むこと」であり、こればっかりは避けられません。

そして、音読系トレーニング全般に言えることなんですが、そもそも「回数」にこだわるのはおすすめしないです。

ゴールはあくまでも「誰かに話すのと同じ感覚でシャドーイングできる状態」であり、それまで無理せず続けられる回数で、コツコツやり込むのみです。

ただし、どうしても飽きてしまったら別の英文を使っても全然OKです。効果は落ちますが、それで嫌になったり挫折するよりも100倍マシですからね。

ステップ5.音声スピードを上げてみる

前のステップでシャドーイングかスラスラできるようになったら、余裕があれば音声スピードを上げてみましょう。「1.2~1.3倍速」くらいがおすすめです。

私はこうして高速シャドーイングに取り組むことで、英文の理解スピードが劇的に上がりました。今ではネイティブのマシンガンのような英語も、リラックスしながら聞けます。

なので、余裕があればチャレンジしてみることをおすすめします。

音声スピードの調節は、先ほど紹介した「Audipo」か、リスニングアプリを使ってくだい。

まとめ:シャドーイングは「効果絶大」だけど、誰でもやればいいものではないです

シャドーイング まとめ

シャドーイングはスピーキング、リスニングにおいてかなり効果的な練習法ですが、だからといって誰でもやればいいというものではないです。

なので、「シャドーイングが効果抜群!」みたいに聞いて、初心者がいきなりやろうとするのはちょっと無理があると思います。

シャドーイングに限らずですが、いくら「効果的」と言われている学習法でも、じゃあ果たしてどういう目的でやるのか、どのレベルでやるべきなのかをハッキリとさせてから挑戦してみてくだいね。

わからないことがあれば、コメント欄で質問してください。

あなたの英語学習を、全力で応援しています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です