【注意点あり】英語音読の効果的なやり方を解説する【5ステップ】

KOKI
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こんにちは、KOKIです。

僕自身、今ではTOEICだと975ですが、音読は普段の英語学習にずーっと、取り入れてきました。

もちろん効果を実感してるし、音読はおすすめです。

が、しかし。

「ただ声に出して読むだけ」では、ほぼ効果ないです(経験済み)。

音読の効果的なやり方」をわかりやすく解説します。

英語音読の効果的なやり方5ステップ

  1. 知らない単語や文法をなくす
  2. 英文を「意味のかたまり」に区切る
  3. 音声を聞いて発音チェック
  4. 音声のマネをして音読
  5. 意味も考えながら音読

下の英文を音読する仮定で、説明していきます。

音読する英文

I’m going to eat some cake.

【その前に】音読の目的を知ってますか?

目的がわからないと効果的な学習ができないので、念のため説明しておきます。

音読の主な目的は2つです。

1.英文の正しい発音を覚える

音読によって「読めるけど聞けない」を解消できます。

結果としてリスニング力はもちろん、リーディング力(読むスピード)も上がります。

2.文法や単語を体で覚える

文法とか語順、単語の使い方が感覚的に身につきます。頭ではなく、体で覚える感覚です。

結果として、日本語に訳さなくても英語を理解できるようになったり、英語を話す土台ができます。

では、ここから具体的な音読のやり方を解説していきますね。( ^∀^)

1.知らない単語や文法をなくす

まずは英文の意味がわかるようにします。

知らない単語や表現、文法があれば調べてください。

英文I’m going to eat some cake.

  • be going to do : 〜するつもり
  • eat : 食べる
  • some cake : ケーキ

和訳ケーキを食べるつもりだよ。

2.英文を「意味のかたまり」で区切る

I’m going to / eat some cake.

私はするつもりです / ケーキを食べる

こんな感じです。

目的は、英文の意味を前から語順のまま理解できるようにすること。

スラッシュリーディングともいいます。

区切る場所は?=どこでもOK。

区切る場所に決まりはありません。
なんなら、区切らなくてもOKです。

英文を前から読んでみて、「意味がスムーズに理解できないところ」で区切る感覚です。

このとき、英語の基本的な語順(=文型)を意識すると読みやすいと思います。

 英語の基本語順の例 
  • 何/誰が どうする なにを
    +(どんなふうに どこで 誰と いつ なんのために どうやって etc…)
  • 何/誰が 何/どんなだ
    +(どのくらい 誰にとって なんのための いつ etc…)

3.音声を聞いて発音チェック

このあとモデル音声をマネして音読するための、準備ステップです。

音声を聞いて、どうやって発音されているかをチェックしてください。

チェックポイントは2つです。

  1. つながっている音
  2. 強調されている音

必要であれば、下の画像のように書き込むとわかりやすいはず。

I'm going to eat some cake.スクリプト

発音に慣れていない場合は、とりあえず「カタカナ」を書いちゃってもOK。

細かい発音(rとかlとか)」よりも、「音全体の特徴」をつかむことが、超大切です。

4.音声を聞いてマネして音読

チェックしたポイントを意識しながら、音声をマネして音読します。

とりあえず意味はおいといて、音をマネすることに集中してください。

学校の授業でよくやった『リッスン&リピート』みたいにやるのがオススメ。

 音声「I’m going to eat some cake.」

停止

自分「I’m going to eat some cake.」

みたいな感じですね。

この方法がやりづらければ、音と一緒に、もしくは少し遅れて音読してもOK。

次のステップに移るまでに、

  • モデル音声とだいたい同じスピードで音読できる
  • リズムと強弱をしっかりマネできる

ようになれば理想です。

何回音読したらいい?→回数にはこだわらない

音読する回数にはこだわらないでください。

なぜなら、英文によって、必要な音読回数は全然変わってくるからです。

繰り返しになりますが、あくまでも、

  • モデル音声と同じスピードで音読できる
  • リズムと強弱をしっかりマネできる

ようになるまで、音読してください。

音読回数については、記事の後半で改めて説明します。m(_ _)m

できれば自分の音読を録音しよう

自分の音読を録音することで、

  • モデル音声と聞き比べられる
    改善点がハッキリするので、高速で上達できる
  • あとで聞き返すと、上達が実感できる
    嬉しくなって、モチベーションがあがる

というメリットがあります。

僕自身、自分の英語を録音するようになってから一気に上達が加速しました。ちょいとメンドイですが、おすすめです。( ^∀^)

長い文は、区切って音読しよう

英文が長かったり、まだ発音に慣れてない場合は、聞いた音声の発音を覚えられず、うまく音読できないかもです。

そんなときは、「意味のかたまり」で分けて音読しましょう。

たとえば、

I’m going to eat some cake with my girlfriend after dinner tomorrow.

という英文なら、

 音声「I’m going to eat some cake」

停止(空白)

自分「I’m going to eat some cake」

音声続き「with my girlfriend」

停止(空白)

自分「with mt girlfriend」

・・・

みたいな感じです。

「音読用の空白作成」&「録音」ができる最高のアプリ

音声のマネをするのに、いちいち「停止」するのはメンドイですよね。

そんなときに使える神アプリがこちら。

Repete Plus

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音源を取り込めば、リピート用の空白を簡単に作ることができます。しかも、録音もできます。

個人的に、このアプリは全英語学習者がダウンロードするべきだと思います。最高すぎです(iPhone版しかないのが残念ですが)。

5.意味も考えながら音読する

最後のステップです。

ある程度スムーズに発音できるようになったら、意味を考えながら音読してください。

I’m going to eat some cake.

コツは「感情を込めて」音読すること

具体的には、

  • 「意味のかたまり」を意識する
  • 「誰かに向かって話しているイメージ」で音読する

の2つがコツです。

文字で説明するのは難しいんですが、たとえば、

①:友達とかに「明日なにすんの?」と
  聞かれたことを想像する

②:明日の予定のことを考えながら
 「I’m going to(アイムガナ)」まで言う

③:ケーキを食べることを想像しながら
 「eat some cake.」と言う

④:一文まるごと、実際に話していること 

  を想像して音読する

といった感じ。

英文と自分の感情が重なる(?)感覚になるまで繰り返せれば、ベストです。

もし会話文じゃなく、なんかの物語とかスピーチなら、目の前に人がいることを想像して、その人に内容を説明したり、語りかけるイメージで音読しましょう。

これが、「英語のまま理解する」第一歩です

こうして「英文と自分の感情が重なる感覚」になるまで音読すると、頭の中から「日本語」が消えます。

結果として、たとえばこれから「be going to」を読んだり聞いたりしたときは、

「be going to…」→「〜するつもり」

ではなく、

「be going to…」→「なにをするつもりなの?」

みたいな感じで、日本語に訳さなくても先の内容を無意識に期待するようになるんです。

KOKI
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英語を英語のまま理解するって

こんな感覚ですよ。( ^∀^)

あとは定期的に復習すれば完璧

はじめのうちはすぐ忘れると思うので、できれば復習しましょう。

復習方法はシンプルに

  1. 音声を聞いて、マネして音読
  2. 音声なしで、感情を込めて音読

でOK。

もし英語学習をはじめたばかりなら、がっつり英語力の土台を作るために、毎日復習するのがベストです。

そうやって発音とか文法、単語を「体で覚える」くらいやり込むと、あとの上達が劇的に速くなりますので。( ^∀^)

とはいえ、あまり几帳面にならなくてもOK。気づいた時に、やりましょう。

英語音読で効果を出すための注意点3つ

ここまで説明した音読のやり方はあくまでも「僕がおすすめするやり方」でして、一例に過ぎません。

なので、完璧にこのとおりにやらなくても大丈夫です。

ただし、最低限下の3つは意識して音読してください。じゃないと、効果がなくなる可能性があります。

  1. 発音はできるだけ正確にマネする
  2. 意味を考えながら音読できるようにする
  3. 「回数」や「期間」にこだわらない

1.発音はできるだけ正確にマネする

へんな発音で音読すると、英語を聞き取ることが難しくなります。

たとえば今回の例だと、「I’m going to」を自己流で「アイムゴウイングトゥー」と音読していたら、いつまでたっても「アイムガナ」の聞き取りに苦労します。

この程度ならまだいいですが、「自分の発音」と「実際の発音」とのギャップが大きければ大きいほど、リスニングに苦戦することは確実です。

なので、「音声のマネ」は徹底するようにしてください。

「ネイティブ並み」は必要はない

とはいえ、「ネイティブ並み」である必要はまったくないので、ご安心ください。

すでにお伝えしたとおり、「r」や「l」などの細かい発音(母音や子音)まで完璧にマネできなくてもOK。

最低限「リズムと強弱」や「スピード」、「音のつながり」など、「音全体の特徴」を正確にマネできれば大丈夫です。

発音とリスニングに関して詳しくは下の記事も読んでみてください。

リスニングと発音の関係とは英語リスニングの上達に発音練習は必要?【意外な関係性を解説】

2.意味を考えながら音読する

ありがちだと思うのが、ただ口を動かしているだけの音読。これは正直、ほぼ効果ないです、、、。

どんな勉強法も、最終的には必ず「意味」も理解しながらやらないと、それはもう「言葉」じゃなくなってしまいます。

なので、くどいようですが、音読はしっかり意味も考えながら、自分が話している感覚になるまで、やってみてください。

3.「回数」や「期間」にこだわらない

『1つの英文を、何回音読したらいいの?』

『1日何分何ヶ月音読したら効果あるの?』

目安が知りたいのは、すっごくよくわかります。

が、回数や期間を目標に音読を続けるのは、基本的にはオススメしません。

「回数を決める」=「音読すること自体」が目的になってしまう

回数や期間を目標にすると、それを達成すること自体が目的になり、これは本質じゃありません。

「音読の目的」は、あくまでも

  • 英文の正しい発音を覚えること
  • 文法や単語を体で覚えること

でしたよね。

この「目的」を達成するために必要な音読の回数や期間は、人によっても英文によっても違うはずです。

目安がない=自分が納得するまで改善を繰り返そう

目安がないなら、どうしたらいいのか。

大切なのは、1回1回の音読を、自分なりに評価&改善する意識を持ってやることです。

そして、自分が納得するまで、繰り返しましょう。

たとえば、

『この英文ははじめからスムーズに音読できたな。次いっちゃおう。』

『この部分の発音がうまくできないから、ピンポイントで練習してみよう。』

『この表現の意味がスッと入ってこないから、他の例文もググってみよう。』

『この英文はどうしてもうまく音読できないな。いったん飛ばして進もう。』

みたいに、常に自分なりに工夫して進めることが、ものすごく大切です。

英語の上達スピードは、勉強法そのものよりも、「なにをどう意識したのか」によってまったく変わることを覚えておいてください。

どうしても目安がほしい場合は、「1文10回」

とはいえ、はじめから自分の音読を客観的に評価するのは難しいと思うし、目安がないとやる気になれない方もいると思います。

そんなときは、1文MAXで10回を目安に、音読をしてみてください。

  • 発音を意識した音読✖️5回
  • 意味を考えながら音読✖️5回

でOKです。

ただこれは決して、10回やれば効果的っていうわけじゃありません。

同じ英文を飽きずに集中して音読するには、慣れてないと最大でも10回くらいが限界かな、ということです。

そしてその10回の音読を、毎回少しでも改善する意識を持って頑張ってみてください。

では、記事は以上になります。

KOKI
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もしやり方でわかりづらい部分とか、質問などありましたら、気軽にコメントください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。m(_ _)m

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