ネイティブイングリッシュは効果ある?使ってみてわかった「現実」

「流して聞くだけで、リスニングもスピーキングも上達する」というキャッチフレーズのネイティブイングリッシュ

人気の英会話教材ですが、本当に英語が話せるようになるのか、確かに効果がある教材なのか気になっている方も多いと思います。

英会話教材の効果は実際に使ってみた方の口コミでざっくりと調べることができますが、こういった口コミはどうしても「個人差」が出てしまうので、教材としてしっかりと効果があるのか知りたい方にとっては物足りないですよね。

そこで今回は、独学で英会話を身につけてきた私の経験と知識を元に、

ネイティブイングリッシュは本当に効果がある教材なのか、つまり、

  • 本当に英語が話せるようになるのか
  • 本当に英語が聞き取れるようになるのか

を、実際にネイティブイングリッシュを使ってみた感想を含めて、わかりやすく解説していきたいと思います。

丁寧に解説しすぎて全体的に長いので、時間がない方ははじめの「結論」と、最後の「まとめ」だけでも読んで頂くと、ネイティブイングリッシュの効果の真実がわかるようになっています。

もしあなたがネイティブイングリッシュは本当に効果があるのか不安に思っているなら必読の内容なので、是非、購入前の判断材料としてお役立てください。

ネイティブイングリッシュについては、教材としての評価を別の記事で口コミ(レビュー)していますので、そちらも合わせて読んで頂けると嬉しいです。

ネイティブイングリッシュネイティブイングリッシュの”まともな”口コミ&評価【購入前に必読】

ネイティブイングリッシュは本当に効果あるの?:結論~これが現実。

ネイティブイングリッシュ 結論

まず、ネイティブイングリッシュが本当に効果がある教材なのか、結論からお伝えしますね。

ネイティブイングリッシュは、基本的な日常会話や旅行英会話など幅広いシチュエーションにて、「簡単なフレーズを使った最低限の英会話」を身につけられる程度の効果はあります。

例えば、

  • 覚えたフレーズを使って、簡単な自己紹介ができる
  • 簡単な挨拶ができる
  • 相槌を打ったり、相手がなんて言ったのか聞き返すことができる
  • ホテルのチェックインやチェックアウトができる
  • 簡単なフレーズを使って、レストランの予約ができる
  • お決まりのフレーズを使って、最低限のショッピングを楽しめる

くらいの英会話力です。「まったく話せない」から「少しなら話せる」レベルにはなれるということですね。

ただし、あくまでも「覚えたフレーズをそのまま言える、聞き取れる」レベルであり、簡単な文法を使って言いたいことを表現したり、相手の英語を聞き取って理解したりできるレベルにはなれません。

決して「ペラペラ」にはなれないということです。英語が話せなくて不自由する場面もまだまだあるでしょう。

また、ネイティブイングリッシュの公式ページに書かれているように、

「1日6分最短24日で」、「聞くだけで」

話せるようになるのは「無理」だと思った方がいいですね。これは完全に誇大表現です。

「時間をかけて繰り返し」、「声に出して練習して」

はじめて、身につくものだと思ってください。

と、マイナスなことばかり言っていますが、そもそも初心者が教材1つで、はじめからこれ以上のレベルを目指そうとすること自体が無謀だと思った方がいいです。

身も蓋もないお話ですが、教材1つで日常会話に困らなくなるほど、英会話は甘くないんです。英会話教材の販売ページや教材レビューサイトの文言を鵜呑みにしてはいけません。

英会話初心者がはじめに目指すべきなのは、「自分が実際に英語を話しそうな場面で」、「簡単なコミュケーションが取れるようになること」です。

そういった意味では、ネイティブイングリッシュに収録されている幅広い日常英会話・旅行英会話と実用フレーズは、初心者の第一歩としては最適です。

ネイティブイングリッシュ 公式ページ

なので、この「現実」を素直に受け入れられる方にとってだけ、ネイティブイングリッシュは効果的な教材と言えるでしょう。

では、ネイティブイングリッシュでは実際にどんな学習をしていくのか、その効果も含めて、わかりやすくお伝えしていきますね。

そもそもネイティブイングリッシュってどんな教材?

ネイティブイングリッシュ

ネイティブイングリッシュの学習の流れとその効果を詳しく説明する前に、そもそもこの教材はどんな教材なのかについて軽く触れておきます。

簡単に言うと、ネイティブイングリッシュは

  • 幅広い日常会話・旅行英会話のシチュエーションで使える実用フレーズ(会話)を
  • 聞いて意味がわかるようにする&スラスラ言えるようにする(=暗記)

教材です。要するに、「フレーズ暗記」の教材です。

そのために、CD音声を使って「リスニング」と「スピーキング」が別々に学習できるようになっていて、それぞれ学習用の音声にちょっとした工夫がされています。

では、ネイティブイングリッシュのリスニング学習法、スピーキング学習法、それぞれどんな効果があるのか説明していきますね。

ネイティブイングリッシュの効果:リスニング

ネイティブイングリッシュ リスニング

まずはネイティブイングリッシュを使ったリスニング学習とその効果についてです。

はじめにまとめておくと、

  • 「聞いて意味がわかるフレーズ」を増やすことができる
  • 「純粋なリスニング力(音を聞き取って意味を理解する力)」を身につけるのは難しい

学習法になっています。

ネイティブイングリッシュのリスニング学習法

ネイティブイングリッシュでは、専用のCDを使ってリスニング学習ができます。

このリスニング用CDは、収録フレーズが

高速英語(1.52倍速)→高速日本語(1.52倍速)→通常英語→通常日本語

という順番で再生されるようになっており、

  • 高速音声の後に通常音声を聞くことで、通常音声が聞き取りやすくなる(音が聞き取れるようになる
  • 聞いたフレーズを日本語になおす力を鍛える(意味が理解できるようになる

という2つの効果を狙っています。

では、実際にネイティブイングリッシュのリスニング学習は効果があるのか、解説していきますね。

「高速音声」にほとんど効果はない

まず皆さん期待(?)の高速音声ですが、これ、残念ながらほとんど効果はありません。

なぜなら、高速音声を聞くことによるリスニング効果は、「英語が聞き取れるようになること」ではなく、「意味を理解するスピードが上がること」だからです。

「どういうこと?」と思われる方も多いと思うので、簡単に説明しておきますね。

まず、リスニングができるためには、

  • 音を聞き取る力
  • 意味を理解する力

という2つの力が必要で、音を聞き取ることができてはじめて、意味を理解することができます。

そして、英会話初心者がリスニングで躓いてしまうのは、まず「音を聞き取る力」が圧倒的に足りないからです。

例えば、

  • 正しい単語の発音を知らない
  • 英語の音の変化やリズムに慣れていない

などが原因で、そもそも音が聞き取れないんですよね。

ですが、高速リスニングで期待できるのは、この「音が聞き取れない」を解決する効果ではなく、「意味を理解する力」をUPさせる効果です。

つまり、音が聞き取れない初心者がいくら高速音声でリスニングをしたところで、もともと聞き取れない英語は聞き取れないままですから、リスニング力はほとんどUPしないというわけです。

「1.52倍速」なんて”それっぽい”ですが、ネイティブイングリッシュの高速音声には、まったく期待しない方がいいでしょう。

MEMO

高速で聞くと確かに「聞き取りやすく」はなる…?

高速音声の後に通常音声を聞くと「聞き取りやすくなった」と実感する方もいます。これはなぜかと言うと、高速音声を聞くことで、英語への処理速度が上がるからです。速読と同じような効果ですね。

内容を理解するスピードが上がるので、その分音を聞き取ることに集中しやすくなります。同じフレーズを何回も聞くと、聞き取れる単語が増えていくのも同じ理由です。

詳しくは、下の記事を読んでみてください。

初心者でも英語が聞き取れるようになる?倍速リスニングの本当の効果

「聞いて意味のわかるフレーズ」を増やす効果はある

高速音声に効果はありませんが、

「聞いて意味のわかるフレーズ」を増やす

という意味では、確かに効果があります。「聞き流し」でもOKです。

先にお伝えした通り、ネイティブイングリッシュのリスニング用CD音声は、各フレーズが「英語→日本語」の順で再生されます。

この音声を何度も繰り返し聞くことで、「英語の音」と「日本語の意味」が頭の中で自然と結びつくようになるんですね。そして最後には、そのフレーズを日本語と同じ感覚で聞くことができるようになります。

ここまでくれば、実際に同じフレーズを聞いたときも、その意味が瞬時にわかるようになります(相手の発音が丁寧な場合に限りますが)。

こうして「聞いて意味のわかるフレーズを増やす」ことは、海外旅行先など会話の内容がある程度決まっている場面でのリスニング力に効果を発揮します。

こういったお決まりの場面では、相手が話すフレーズが大体決まっているからです。

なので、海外旅行によく行く方にとっては、旅行先で「なんて言ってるかわかった!」をたくさん経験できるはずです。

「音を聞き取って意味を理解できる」効果は期待できない

一方で、ネイティブイングリッシュで学習できるフレーズ(会話)以外の英語を聞き取れるようになることは難しいですね。

なぜなら、

  • 「英語の音を聞き取る(=単語として理解する)」練習ができない
  • 英語の意味を理解するために必要な「文法」が学べない

からです。

本来、リスニングにはおおざっぱに言うと

  • 1.音を聞く
  • 2.聞いた音がどんな単語なのかを理解する
  • 3.理解した単語の語順のまま、瞬時に意味を理解する(文法の理解)
  • 4.内容がわかる

という4つのステップが必要で、これが同時にできる状態が「リスニングができる状態」です。

ですが、ネイティブイングリッシュのリスニング用音声では「1.音を聞く→4.内容(日本語訳)がわかる」という練習しかできません。2つ目と3つ目のステップが抜け落ちてしまっているんですね。

なので、まったく同じフレーズなら聞いてそのまま内容(意味)がわかりますが、単語とその語順が変わってしまえばもうわからなくなってしまいます。

ネイティブイングリッシュの効果:スピーキング

ネイティブイングリッシュ スピーキング

次に、ネイティブイングリッシュを使ったスピーキング学習とその効果についてお話していきます。

はじめにまとめておくと、

  • 「スラスラ話せるフレーズ」を増やすことができる
  • 「言いたいことを英語で組み立てる力」は身につかない

学習法になっています。

ネイティブイングリッシュのスピーキング学習法

スピーキングのトレーニングはリスニング用CDとは別のCDを使います。

このスピーキング用CDは、収録フレーズが

通常日本語→無音の空白→スロー英語(0.75倍速)→無音の空白→通常英語

という順番で再生されるようになっており、

  • 日本語を英語になおす力を鍛える(日本語を瞬時に英語にできるようになる)
  • ゆっくりと発音し、英語を口に馴染ませる(英語を口から出すことができるようになる)

という2つの効果を狙っています。

では、実際にネイティブイングリッシュのスピーキング学習は効果があるのか、解説していきますね。

「スラスラ言えるフレーズ」を増やす効果はある

ネイティブイングリッシュでスピーキング学習を実践することで、

「スラスラ言えるフレーズ」を増やす

という効果はあります。

ネイティブイングリッシュのスピーキング用CDでは、音声が「日本語→空白→英語」の順で再生されるので、日本語音声が流れた後に、それを英語に直して話す練習をすることができます。

この「日本語を聞いてそれを瞬時に英語に直す」という練習は、スピーキングを上達させるための基本トレーニングです。

短めのお決まりフレーズを話せるようになるためには、これが一番効果的な方法であることは間違いありません。

また、ネイティブイングリッシュではその後さらに「スロー英語(0.75倍速)→空白→通常英語」という流れで音声が再生さます。

このときの「空白」でゆっくりと英語を発音する練習ができるので、英語の発音に慣れない初心者でも、フレーズを口になじませやすくなっているんですね。これはありがたい仕組みです。

こうして、フレーズごとに「日本語から英語に直す→ゆっくりと発音して口になじませる」という練習ができるので、結果的に「スラスラ言えるフレーズ」を増やすことができます。

初心者のスピーキング学習としては、理想的です。

「言いたいことを英語で組み立てられる」効果は期待できない

一方で、やはり言いたいことを英語で組み立てて話せるようになることは難しいです。

なぜなら、ネイティブイングリッシュのスピーキング音声でそのまま練習するだけでは、「文法感覚」が身につかないからです。ただの「暗記」になってしまうということですね。

簡単なお決まりフレーズや実用フレーズはこうしてそのまま「暗記」してしまった方がいいですが、自分の言いたいことを自由に話せるようになるには、どうしても「文法の理解」が必要です。

その点、ネイティブイングリッシュには文法の解説がほとんどないので、このまま練習しても、英語を組み立てて話せるようにはならないんですね。

ただ、これに関しては「文法を理解してから」練習をすれば解決できますから、やる気のある方はどんどんスピーキング力をUPさせることもできます。

ただし「英語音声のみ」CDを使えば、確実に効果的な学習もできる

ネイティブイングリッシュは、CD通りに学習を進めるだけでは「聞き取れる&話せるフレーズ」を増やす効果しかなく、初心者向けです。

ですが、実はネイティブイングリッシュには収録されているすべてのダイヤログ(会話文)、フレーズの「英語音声のみ」CDがついています。これを使いこなせれば、

  • 英語の音を聞き取る力
  • 英語の意味を理解する力
  • 言いたいことを英語を組み立てて話す力

など、総合的な英会話力をUPさせることができます。いやあ、このCD、よくつけてくれました。(笑)

具体的な方法を書くと長くなるのでまた別の記事にする予定ですが、まずはCD通りに学習を進めて簡単な英会話を身につけ、それからやる気があればさらにレベルアップした学習ができるんですね。

そういった意味では、安心してもいいでしょう。

ネイティブイングリッシュは効果があるのか?まとめ

ネイティブイングリッシュ まとめ

最後に、ネイティブイングリッシュが本当に効果があるのか、私の考えをまとめます。

ネイティブイングリッシュは基本的な英語力を身につける効果はないが、初心者が英会話のはじめの一歩として「話せる(聞き取れる)英語」を増やすのには効果的な教材

です。

ネイティブイングリッシュの効果 まとめ

●「1日6分、24日」で話せるようにはならない
●「聞くだけ」で話せるようにはならない
●「聞き取れる&スラスラ言えるフレーズ」を増やすことができる
●基本的に「教材に収録されていない英会話」は聞き取れない&話せない

ネイティブイングリッシュは、この先応用できるような基本的なリスニング力・スピーキング力を身につけるのには、正直あまり効果は期待できません。

ですが、もしあなたが英語があまり得意ではない初心者で、これからコツコツと簡単な会話を身につけていきたいと思っているなら、確かに「効果がある教材」と言えます。

ネイティブイングリッシュは基本的な日常会話や旅行英会話など、実用的な場面の英会話とフレーズを幅広く収録しており、各フレーズを「聞き取れる&話せるフレーズ」に変えることができるからです。

これだけ幅広い基本シチュエーションの英会話を、実用フレーズとダイヤログ(会話文)セットで学習できる教材は、他にありません。

英会話初心者は、はじめから「自由に話せるようになる&なんでも聞き取れるようになる」を目指すのではなく、まずは「実用性」を意識しながら、少しずつ「聞き取れる英語」、「話せる英語」を増やしていくことが大切です。

「英会話上達のために文法書1冊丸暗記したけど、いまだにレストランでおすすめの料理すら聞けない」

「ネイティブが使うカジュアルフレーズを1000個暗記したけど、使う機会がなかった」

「日常会話をマスターしたいのに、英語のニュースを聞き流している」

といった、”典型的な日本人の英語学習者”になってはいけないんですよ。

まずは少しずつでも、自分が話しそうなフレーズを覚えていく。そういった意味では、私はネイティブイングリッシュを使って学習することをおすすめします。

ネイティブイングリッシュ 公式ページ

長くなってしまいましたが、以上がネイティブイングリッシュの効果のすべてです。もしこの「現実」に納得して、私の考え方に共感していただけたなら、是非、ネイティブイングリッシュを使って学習をはじめてみてください。

きっと、「良かった」と思えるはずです。

ネイティブイングリッシュのより詳しい口コミ(レビュー)はこちらの記事も読んでみてくださいね。

ネイティブイングリッシュネイティブイングリッシュの”まともな”口コミ&評価【購入前に必読】

あなたの英語学習を、全力で応援しています!

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