日常英会話に必要な単語数は2000語です【効率的な覚え方も紹介】

英語で日常会話ができるようになりたいんだけど、どのくらいの単語を覚えたらいいのかな?具体的な目安があれば知りたいな。」

今回はこういった方の疑問に答えるために、

  • 日常英会話に必要な単語数【データと実体験に基づく】
  • 日常英会話のための効率的な単語学習の進め方【4つのポイント】

についてまとめていきます。

私は英語の勉強をはじめて5年以上たちますが、とにかく「英会話(日常会話)」に絞って勉強してきました。
英会話だけに必要な単語、文法、表現を覚えて、英会話のために、リスニングやスピーキングの練習をしてきたということです。

そうやってターゲットを絞って勉強を進めた結果として日常英会話を身につけたからこそハッキリ言えるんですが、日常英会話に「単語数」は全然必要ないです。

では、詳しくお伝えしていきますね。

日常英会話に必要な単語数は「2000語」です【結論】

結論を言ってしまえば、日常英会話ができるようになりたいなら、必要な単語数の目安は「2000語」です。

ただし、もちろん知っている単語は多ければ多いに越したことはないですし、2000語さえ覚えれば、どんな会話でも絶対に困らないというわけではありません。

あくまでも、日常英会話を身につけたい方が、取りあえずの最終目標とするべき単語数が「2000語」だということです。

私自身の体感的にも、使える単語として2000語も身につければ、ネイティブとの日常英会話で困ることはほとんどなくなります。

これから英会話の勉強をはじめる方の目標単語数としては、「十分すぎる」数字です。

日常英会話に必要な単語数が2000語である理由【3つ】

  • 2800語で、話し言葉と書き言葉の92%以上をカバーできる
  • 一般的に、話し言葉に必要な単語は、書き言葉よりも圧倒的に少ない
  • 「日常会話」に特化して考えると、ビジネスや学問で使われるような単語は使わない

の3つが理由です。

それぞれもう少し掘り下げてお伝えしていきます。

「2800語」で話し言葉と書き言葉の92%以上をカバーできる

まず、厳選された頻出単語「2800語」で、研究分野を除いた話し言葉、書き言葉の92%以上をカバーできるという研究データがあります。

この「2800語」は「NGSL(New General Service List)」と呼ばれていて、会話やTV、ラジオ、新聞、雑誌、小説など、あらゆるジャンルの英語素材から抽出した2億7千万以上の単語の中から、「頻出かつ重要な単語」をまとめたものです。

NGSLについてはTEDトークもあるので、リスニングがてら見てみてください。難しい英語はあまり使われてないので、わかりやすいと思います。

スピーカーは、NGSLを発表した明治学院の言語教授、Charles Browneさんです。

スピーチの中で紹介されていたアプリ、サイトを紹介しておきます。

NGSL Builder 日本語版
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無料
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Quizlet  クイズレット
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無料
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サイト:Quizlet クイズレット

Memriseで語学を学ぼう
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無料
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サイト:Memrise 

話し言葉に必要な単語数は書き言葉よりも少ない

一般的に、会話で使われる「話し言葉」に必要な単語数は、新聞や雑誌など(ニュースやスピーチも含めて)で使われる「書き言葉」よりも少なくなっています。

シンプルに言い換えると、話し言葉の方が「簡単だ」ということです。

例えば下の6つの単語はすべてNGSLに収録された頻出単語ですが、まあ話し言葉ではほとんど使いません。かなり書き言葉よりです。
話し言葉なら、右側の単語を使うのが普通でしょう。

  • occur:生じる=happen:起こる
  • purchase:購入する=buy:買う
  • discover:発見する=find:見つける
  • observe:監視する=watch:見る
  • initial:はじめの=first:はじめの

もちろん別の単語である以上、まったく同じニュアンスではありません。
ですが、話し言葉ではそこまで細かいニュアンスを表現することはほとんどないです(私は一度も使ったことありません)。

なので、話し言葉としての日常英会話に必要な単語数は、2800語よりもずっと少なくなります。

「日常会話」なら、ビジネスや学問で使われるような単語は必要ない

日常英会話をどう定義するのかにもよりますが、ネイティブの友人とのお喋りや海外旅行を楽しむくらいなら、ニュースに出てくるような単語やビジネス用語、大学の授業などで使われる専門用語はまず使いません。

わかりやすい例として、ビジネスで使われる重要単語をいくつか挙げてみます。

  • estimate:見積、見積もる
  • committee:委員会
  • budget:予算
  • transport:輸送する
  • consumer:消費者
  • decline:減少

これらの単語は先に紹介した「NGSL」に収録された重要単語です。
が、日常英会話で使うかと言われると、ほとんど使わないと思います(私は一度も使ったことありません)。
日本語ですら普段は使わないですよね。

こんな感じで、頻出単語とは言っても日常会話ではほとんど使わない単語もたくさんありまして、そういった単語を除外すると、必要な単語数はもっと減ります。

この時点で、日常英会話に必要な単語数が2000語くらいであることは、なんとなく想像できると思います。

上位「2000単語」の「3万語の日常英会話」に対するカバー率は「97.4%」【確証】

極めつけはこれです。

先ほど紹介したNGSLの英単語が、あらゆるシチュエーションの日常英会話、約3万語をどのくらいカバーできているか、実際に調べてみました。

結論としては、

  • NGSL全体の2800語で約98%
  • 上位2000語で約97%
  • 上位1000語で約94%

をカバーできていることがわかりました(下の画像を参照)。

NGSL 日常英会話カバー率

また、カバーできていない単語の中には「Internet」や「ID」、「hungry」など、誰でも知ってるようなものが半分以上を占めていたので、実際の理解度はさらに上がるはずです。

そしてこの結果からわかることが、

  • 上位の2000語を覚えれば、日常英会話の97%以上をカバーできる
  • それより800語も覚えても、カバー率は1%も変わらない

ということです。

そして一般的に、文中の95%以上の単語を知っていれば、残りの単語の意味を推測しながら内容を理解できると言われています。

さらに、会話には当然「相手」がいますから、わからない単語があればその場で聞き返すことができますよね。

ここまで考えると、日常英会話に必要な単語数の目安が「2000語」だということは、ほぼ「確実」かなと思います。

日常英会話が目的なら単語をたくさん覚える必要はまったくない

日常英会話に必要な単語数の目安は「2000語」だとお伝えしましたが、実は、細かい数字はどうでもいいんです。

この数字をもとに知っていただきたいのが、

日常英会話くらいなら、単語をたくさん覚える必要はまったくない

ということなんですよね。

というのも、実は中学と高校を合わせれば、すでに2000語以上の単語を誰でも習っています(参考:文部科学省「学習指導要領」)。

ちなみに「I(私)」とか「You(あなた)」とか、「the(その)」なんかも当然含めての「2000語」ですからね。

さらに、日本って英単語がそのままモノの名前になってることがたくさんあるので、普通に生活してるだけでも名詞とかは結構知ってるわけです。
「キーボード(keyboard)」、「ソファ(sofa)」、「グラス(glass)」など、挙げたらきりがないですよね。

つまり、日常英会話に必要な単語数が2000語って、実は「少ない」んです。

まったく知らない単語をたくさん覚える必要は一切ないんですよ。気が楽になりますね。

日常英会話のための効率的な単語学習戦略【4つのポイント】

日常英会話に必要な単語数の目安は「2000語」です。
ここからは、じゃあどうやって2000語を覚えていけばいいのか、単語学習の進め方について説明していきます。

ポイントは次の4つです。

  • 「使える単語」と「意味だけわかる単語」の違いを知る
  • 中学レベルの基本単語を集中的に覚える
  • 基本単語以外は普段の勉強でその都度覚える
  • 並行して、単語を「使える」ようにするための練習をする

それぞれ具体的に解説していきます。

「使える単語」と「意味だけわかる単語」の違いを知る

闇雲に2000語覚えようとする前に、まず、「単語を覚える」というゴールは2パターンあることを知っておきましょう。

  • ゴール1:読んだり聞いたりすれば、意味はわかる
  • ゴール2:意味がわかるだけでなく、話したり書いたりして、自分で使える

そして、単語の覚え方として、それぞれ別のアプローチが必要です。

    • ゴール1:「意味だけわかる単語」の覚え方

→ とにかく「繰り返し」、「色んな形で」触れる

    • ゴール2:「自分で使える単語」の覚え方

→ 「自分が使う形で」覚えて、「使う練習をする&実際に使う」

なので、英会話のための単語学習は、「自分が使えるようになりたい単語なのか、意味だけわかればいいのか」を意識しながら進めていくことが1つのポイントになります。

全体像としては、「意味だけわかる単語」を増やしつつ、「自分が使えるようになりたい単語を練習する」といった流れですね。

まずは中学英語の基礎単語を集中的に覚える【1200語ほど】

まずは中学で習うレベルの基礎英単語(1000~1200語)を集中的に覚えましょう。
取りあえず「意味がわかる」レベルでOKです。

単語数だけで言えば、このくらいで日常英会話の95%ほどをカバーできるレベルになります。

勉強の進め方は、

  • 基礎単語がまとまった適当な教材(単語帳やアプリ)を用意して、その中から意味がわからない単語をピックアップする
  • ピックアップした単語を「見たら日本語訳がわかるようになるまで」繰り返し覚える
  • 並行して、中学レベルの英文をたくさん読むor聞く

といった感じですね。

単語教材で「繰り返し」覚え、普段の勉強で「色んな形で触れる」ことがめちゃくちゃ重要です。

ちなみに、基本1000語レベルなら特別頻出順とかを気にする必要はありません。

残りの800語レベルの単語は、勉強中にその都度覚える

残り800語レベルの単語は、普段の勉強中にその都度覚えていけばOKです。

  • 普段の勉強中に知らない単語をピックアップして、単語カード(アプリ)などにまとめる
  • 知らない単語をまとめたものを、定期的に復習して覚える

といった感じです。

というのも、先ほどお伝えしたように1000語レベルですでに日常英会話の95%近くカバーできるわけで、残りの1000語レベルを一気に覚えるメリットはないんですよね。

なので、中学レベルの基礎単語を覚えたら、あとはもう単語数を気にする必要はないかなと思います。
知らない単語に出会う度に、コツコツ覚えていきましょう。

並行して、単語を「使えるように」するための練習をする

単語を覚えていくことと並行して、使えるようにするための練習も進めていきます。

単語をフレーズ(コロケーション)や決まり文句など一緒に「自分が使う形」で覚え、実際に書いたり、話したりして「使う練習」をしてください。

例えば、

  • 使えるフレーズとして覚えて、実際に使ってみる(旅行先や道案内など)
  • 自己紹介や趣味の話、日本の話など「よく話すネタ」の中で一緒に覚え、スムーズに話せるように練習する
  • 簡単な日記やメモ、読んだ本の感想などを英語で書く習慣を作る
  • そのうえで、オンライン英会話などで実際に英語を話す練習をして、「出てこなかった単語」をストック&練習を繰り返す

などが理想的な勉強法ですね。

当然ですが、自分にとって「使う機会が想像できない単語」はわざわざ「使えるように」しなくてもいいです。

日本人の英語学習でありがちかつ最悪なのは、「自分が使う前提で」学習しないことです。英語を「ツール」ではなく「勉強」だと思ってるんですね。

今使う機会が想像できない単語は、オンライン英会話などの実践で「出てこなかったとき」にその都度覚え、練習してください。

まとめ:日常英会話くらいなら、単語数は重要じゃない

英語が話せるようになるにはたくさんの単語を覚えなきゃいけないと考える方が多いですが、まったくその必要がないことがわかったと思います。

まずは中学単語の勉強を早速始めてみてください。

単語に限らずですが、日常英会話にターゲットを絞るなら、そんなに難しい知識や練習は必要ないです。

一切の無駄を省けば、マスターするまでの時間もそこまでかかりません。誰でも話せるようになります。

これからも「日常英会話を身につけることに特化した勉強法や知識」をたくさん発信していきますね。

あなたの英語学習を、全力で応援しています!

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