「効率的な英語学習法」にこだわってはいけない理由

 「どうやったら効率良く英語を習得できるの?」

初心者の方がこういった質問をしているのをよく見かけます。

なんでも「効率的」という言葉は響きが良いですよね。英語の習得は長期戦ですから、なるべく効率的に学習したいという気持ちはとても良くわかります。

では、英語の習得に効率的な方法はあるんでしょうか?

私は、そもそも効率的な英語学習法にこだわるべきではないと思っています。

今回はその理由と、英語学習において大切なことをまとめてお伝えしようと思います。

 

「効率的な英語学習法」を考える前にやることがある

 「英語を話せるようになりたい!効率的な学習法を教えてください!」

初心者の方で多いのは、こうして真っ先に効率的な学習法を求めてしまうことです。これは現に私もそうでした。

ですが、効率的な学習法を考える前にまずやるべきことがあります。

それは、自分はどうして英語を話せるようになりたいのか、目的を明確にすることです。

それでも、「そんなんいいから、早く学習法だけ教えてよ!」と言われてしまいそうですが、本当に大事なことですので、このステップは絶対に飛ばさないでください。

どうしてはじめに目的を明確にする必要があるのか。それはズバリ、ここがはっきりしないと、そもそも学習法以前に思いっきり効率が悪いからです。

 

本当に英語を話す機会なんて大体想像できる

目的が明確になっていないと、学習法以前に効率が悪くなってしまいます。

英語を話すときは必ずなにかしらのシチュエーションがあります。旅行先のホテルで、外国の人との初対面、ビジネスでの会議、などです。

そして、まったく想定できないシチュエーションで英語を話す機会なんてほとんどありません。

あなたの家族や親友が突如英語でしか話さなくなったり、明日急にネイティブ1000人の前でなんでもいいから30分間スピーチしろと言われたら、それは想定できないかもしれませんが(笑)。

日常会話ですか?そんなのは、ネイティブと日常的に関わるようになってから学んだ方が圧倒的に効率的です。

それまでは、効率性なんて考えずに、挫折しないように自分のペースで学習することが何より大切です。

少し話がそれてしまいましたが、つまりはまず自分が英語を話すシチュエーションをあらかじめ想定して学習を進めることではじめて、「本当に効率的な英語学習」ができるということです。

シチュエーションさえ想定できれば、ある程度どんな表現を学べばいいのかわかるからです。

これを明確にしないままただ「ペラペラになりたい!」と考えて、大量の単語や表現、文法を覚えていては、いざ自分が英語を話す機会に直面した時に、まったく話せないということが起こりかねません。

これこそ効率が悪いと思いませんか?

 

世に出回っている「効率的な英語学習法」に惑わされるな!

 効率的な英語学習法についてはたくさん意見があって、まずは単語や文法を詰め込め、発音からはじめろ、多読しろなど様々ですが、私はこういった考えはどれも正しくて、どれも間違っていると思います。

というのも、そんなの人それぞれだからです。元々の英語レベルだって人によって違うはずです。

英語を習得するのに決まったルートなんてありません。

独学で英語を習得した人たちは、みんなそれぞれ自分に合ったやり方で学習しただけで、それを効率的だと言っているだけです。ただの結果論に過ぎません。

その方法で英語を習得したんですから、当然効率的だということになるでしょう。他の学習法と比較なんてできないですからね。

なので、ネットの記事などでよく見かける「効率的な英語学習法」をこれが最短なんだと鵜呑みにしないで頂きたいです。

「その通りにやってみたけど、続かなかったから自分はダメだ・・・」となってしまっては本当に勿体ないですからね。

あくまでも、「こういったやり方もあるんだな。参考にしよう。」程度にとどめるべきです。

 

英語学習は「インプット→アウトプット」さえ守ればOK

 とは言いつつも、そんなこと言ってしまうとこの記事を読んでくださっている皆さんが報われませんから、英語学習について私なりの考えはお伝えしようと思います。

はじめに言っておきますと、私ははじめに文法や単語を詰め込むといった学習法はおすすめしません。

いつ使うかもわからない単語を使ったつまらない例文を何十本、何百本も暗記できますか?私には無理です。考えただけで英語を嫌いになりそうです。

効率性だけを追求して挫折しては本末転倒です。

私が考える英語学習法、それは至ってシンプルで、適切なインプットとアウトプットを繰り返すことです。これさえ意識すれば、英語は確実に上達します。

十分なインプットもないのにアウトプットなんてできませんし、かといってインプットだけたくさんしてアウトプットをしないと、これまた意味がありません。

では適切なインプットとアウトプットについて説明していきますね。

 

適切なインプットの2つの条件

適切なインプットとはどんなものでしょうか。

理想的な条件は、以下の2つです。

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  • 自分のレベルよりちょっと難しいもの
  • 興味や関りがあるもの
[/su_note]

ただ、上の2つの条件をどちらも満たす素材を探すことは難しいのが現実です。

一般的に自分のレベルに合ったインプットはつまらないものが多く、興味や関心のあるインプットは難し過ぎることが多いからです。

なので、はじめのうちは自分のレベルに合ったインプットを優先させて、少しずつ興味のあるインプットの割合を増やしていくといいと思います。

ではそれぞれについて詳しく説明していきます。

 

自分のレベルよりちょっと難しいもの

インプットは自分のレベルよりも少し難しいくらいが理想的です。こういったインプットを繰り返すことで、自分の今のレベルの英語力をしっかりと定着させつつ、新しいことも少しずつ学んでいくことができます。

そうすれば、難しすぎて挫折することもなく、上達も実感しやすくなります。

とは言ってもイマイチピンとこないと思うので、初心者の方は取りあえず難しすぎるインプットは避けるようにすればOKです。

はじめは学習者向けの英語教材や、ネイティブの幼児向けの絵本、アニメなどがいいと思います。

 

興味や関わりがあるもの

自分の興味や関りがあるものをインプットすることで、学習を苦痛に感じづらくなるメリットがあります。

また、興味や関心があれば記憶の定着もしやすいですし、実際に自分が使えそうな英語をインプットすることができるので効率的です。

自分の大好きなアーティストのSNS投稿や、自分の趣味に関する記事や音声、好きな洋楽、洋画などがいいでしょう。

 

インプットの6ステップ

どんな素材をインプットしていけばいいのか、なんとなくわかりましたか?

では次に、具体的にどうやってインプットしていけばいいのかについてお話します。

わかりやすいように、6ステップにまとめてみました。

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  1. 素材を読む、聞く
  2. 意味のわからない文法や単語があれば調べる(音声が聞き取れなければスクリプトをみる)
  3. 調べた単語や表現は、簡単にメモして後で見返せるようにする(MY英語ノートを作るのがおすすめ!)
  4. 同じ素材をスムーズに読める、聞けるようになるまで繰り返す
  5. 音声があれば、音読をする(基本は音声をそっくり真似する。発音がわからなければ調べてみる。また、余裕があればシャドウイングもおすすめ。)
  6. 次の素材へ
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これと並行して、そのまま使える実用的な表現を少しずつ覚えていけば、実際にアウトプットするための土台は十分にできます。

 

アウトプットの2ステップ

では次に、どうやってアウトプットをしたらいいのかを説明していきますね。

アウトプットとはつまり、知っている文法や単語、表現を使って、自分で文を組み立てることです。

たまに、音読など英語を口から出すことがアウトプットだと思っている方がいますが、そうではありませんので注意してください。

そして前提として、十分なインプットがなければアウトプットはできないので、いきなり英会話スクールに通うといった無意味なことはやめましょう。

アウトプットは以下の2ステップが効果的です。

[su_note note_color=”#f8fbfe” radius=”0″]
  1. 英語を組み立てる練習をする
  2. それを瞬時に口から出せるように話す機会を作る
[/su_note]

それぞれ詳しく説明していきます。

 

英語を組み立てる練習をする

英語を組み立てる練習というのは、知っている文法や単語を使って文を作る練習をするということです。

例えば、

[su_note note_color=”#f8fbfe” radius=”0″]
  • 英語で日記をつける
  • 瞬間英作文をする
  • 基本構文を覚え、文を作ってみる
[/su_note]

などがあります。詳しくは、下の記事を参考にしてみてください。

[link url=”https://yesican-english.com/learning-english-grammar/”]

 

瞬時に口から出せるように話す機会を作る

ある程度文を組み立てられるようになったら、それをスムーズに口から出せるようにしなければ話せるようにはなりません。

例えば、

[su_note note_color=”#f8fbfe” radius=”0″]
  • オンライン英会話を利用する
  • 英会話スクールに通う
  • 身の回りの物を英語で説明してみる
[/su_note]

などです。

もちろん、一番いいのはやはり会話の機会を作ることです。リスニングとスピーキングが同時にできますからね。

今の時代オンライン英会話を使えば自宅にいても英語を話す機会を作ることができます。

値段もそこまで高くないので、高い英会話力を身につけたいなら、積極的に使ってみることをおすすめします。

 

結局、あなたが最後まで続けられた学習法が”最短ルート”

 これから英会話の学習をはじめようと思っている方には、「いかに効率良く学習するか」にだけとらわれないでいただきたいです。

英語の習得には正しい方法は存在しますが、正しいルートは存在しないんです。

そしてどんな方法で学習しようと、結局英語を話せるようになる前に挫折してしまってはすべて無意味です。

また、実際に英語を話せるようになったとき、それまでやってきた学習法が効率の良い最短ルートだったかなんてわかりません。

それでも、あなたが英語を話せるようになったのなら、それはあなたにとっての最短ルートです。

英語学習では、他人の最短ルートはあなたの最短ルートではないかもしれないことを覚えておいてください。

 

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