”英語が話せるようになるために”学習してはいけない

Do you speak English?

「英語が話せるようになるためには、どんな学習をしたらいいのか?」

これから英会話学習をはじめる方が、真っ先に考えることだと思います。

文法はどうやって勉強したらいいのか、単語はどのくらい覚えたらいいのか、どんな学習法が効果的なのか。

ですが、こうして「英語が話せるようになるために」学習をはじめると、大抵は失敗します。結局英語が話せるようになる方はほとんどいません。

なぜでしょうか?

今回の記事の内容は、これから英会話学習をはじめる方へ、独学で英会話を上達させてきた私が伝えたいことです。

「英語が話せるようになる」を目指すと、英語学習は失敗する

「英語が話せるようになること」を目指して学習をはじめると、ほとんどの場合失敗します。

ネット上にあふれる「効果的な学習法」という大量の情報に振り回された挙句、どれを試しても、まともに上達する前に挫折してしまう。そしてまた何かのきっかけでモチベーションが上がって、また「効果的な学習法」に振り回されて…の繰り返しです。

こうなってしまうのは、なんのために英語が話せるようになりたいのか、どうして英語が話せるようになりたいのか、目的や動機が漠然としているからです。

英語が自由に話せるようになるには、相当な努力が必要です。毎日数時間の学習を、年単位で続けるくらいの覚悟をしなければいけません。楽して話せるようになる方法なんてないんです。

自分はなんとしてでも〇〇がしたい。そのためには絶対に英語を話せるようにならなきゃ!」という情熱、あなたにはありますか?「英語が話せるようになることが人生の目的だ!」と言い切れるくらいの強い想いがありますか?

もし”そこまでじゃない”なら、はじめから「英語が話せるようになること」をゴールにして学習してはいけません。絶対に、失敗します。今たまたま上がっているモチベーションをあてにしてはいけないんです。

考え方を変えましょう。英語は、「手段」か「趣味」として学習するべきです。

英語を「手段」として学習する

そもそも、英語は「コミュニケーションのためのツール」だということを忘れてはいけません。つまり、使うことではじめて意味があるものです。

では、あなたにはこの1年間で、英語を話す機会がどれだけあったでしょうか?海外旅行先で、仕事でちょっとだけ、観光客に道を聞かれた、この程度だと思います。ごく限られたシチュエーションしかないはずです。

それなら、まずはその限られたシチュエーションではどんな英語が必要か考えてください。

例えば海外旅行なら、

  • ショッピングで気に入った服を見つけて、しっかり試着して、お得な値段で購入するための英語
  • レストランで自分の食べたいものを注文するための英語
  • ホテルのチェックインをスムーズにするための英語
  • タクシーを呼んで目的地まで行くための英語
  • 誰かに写真を撮ってもらうための英語
などが必要になるでしょう。

こうして必要な英語がわかれば、後はフレーズ単位で覚えてしまって、スムーズに言えるように練習しておくのです。”効果的な”基礎文法の瞬間英作文なんてやっている場合じゃありません。

仮に使う機会が思い浮かばないにしても、例えば

  • 挨拶ができるようになる
  • 相槌が打てるようになる
  • 自己紹介ができるようになる
  • 英語が聞き取れなかったときに聞き返せるようになる
  • 日本の文化について簡単な英語で説明できるようになる
といったように、「英語を使ってできること」を増やすために、英語を「手段」として学習をするのです。まず話したい英語をフレーズで覚えて、その過程で文法や単語、表現を少しずつ学んでいくのです。

もちろん、覚えたフレーズだけで成り立つ会話はないでしょう。「言いたいことが言えない」ことだってたくさんあります。それなら、その言えなかった英語を覚えていけばいいんです。「自由に話せるようになってから話そう」なんて考えているようでは、英会話は上達しません。

こうして、「英語を使ってできること」を1つ1つ増やしていく。そうすれば、はじめから基礎文法をやり直す必要もなければ、単語をたくさん覚える必要もありません。フレーズを覚えて練習するだけですから、上達が実感できないこともありません。

そして何より、使う前提で覚えたフレーズはそのまま「英語が話せた」という経験に直結します。

たとえ非効率でも、はじめから漠然と「英語が話せるようになること」を目指すより、よっぽど充実した学習ができると思うのですが、どうでしょうか?

英語を「趣味」として学習する

もし、英語を使って何ができるようになりたいかまったく思い浮かばないなら、英語を「趣味」として学習するべきです。

まずは上達することなんて考えず、とにかく「楽しい」と思える学習、自分が熱中できる学習からはじめてください。

例えば、

  • 大好きな洋画の俳優のセリフを真似して録音し、カッコよく言えるようにする
  • ゲーム性のある楽しい英語学習アプリを使ってみる
  • Youtubeの楽しい英語学習チャンネルを見てみる
  • 大好きな洋楽を完璧に歌えるように練習したり、歌詞を自分なりに解釈して和訳してみる
  • スマホアプリを使って、写真つきの「ひとこと日記」を英語でつけてみる
などがあるかもしれません。

こうして楽しみながら英語に触れ、それを日常生活に取り入れてみましょう。英語に触れることが習慣になると、英語力は少しずつでも上がっていきます。

洋楽を歌えば発音が上達しますし、日記をつければ文法力、表現力が身に付きます。単語を覚える楽しいアプリに熱中すれば、単語力も上がっていきます。

はじめから「話せるようになること」を目指して文法書を読み込み、挫折を繰り返す人。「趣味」として楽しみながら英語に触れ、それを習慣にしている人。

たとえ時間がかかっても、結果的に英語が上達するのは後者です。

いきなり「英語が話せる」を目指して挫折。もう終わりにしませんか?

「英語が話せるようになりたい」

私はそうやって漠然と英語に憧れて何度も英語学習にチャレンジしては、そのたびに挫折してきました。

「英語という山」の山頂ばかり見て、最短ルートばかり探していました。そんな急斜面、私の体力じゃ到底登ることができないのにも関わらずです。

そんな私も、今は半分くらいのところまで登ってきました。海外旅行を一人で楽しむこともできますし、ネイティブの友人もできました。

私がここまでこれたのは、「英語が話せるようになる」という山頂を目指すことをやめたからです。「最短」、「効果的」ばかりにとらわれず、自分に合ったルートで登ることに決めたからです。英語でできることを少しずつ増やしながら、途中で見える景色を楽しむことに決めたからです。

そうやって少しずつでも登っていくと、最初はいきなり詰め込もうとしていた文法や単語も、自然と身に付いてきます。リスニング力も上がっていきます。「もっといろんな表現ができるようになりたい」と、英語を学ぶことが楽しくなってきます。

「効果的な」「正しい」「最短」「ペラペラ」。

こういったワードに飛びつき、いきなり「英語が話せること」を目指して、挫折。結局英語はほとんど話せないまま。

あなたも、もう終わりにしませんか?

 

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