英語で「どういたしまして」~こんな時はどう返す?自然な10フレーズ

「Thank you」と言われたら、あなたならどう返しますか?

基本中の基本のあいさつですが、サラッと返せずに愛想笑いで終わってしまい、もどかしい思いをしたことがある方も多いと思います。

そこで今回は、「Thank you」と言われたときはどうやって返せばいいのか、「どういたしまして」の表現をニュアンス別に10フレーズ紹介します。簡単な会話例も紹介しているので、きっと使い方のイメージも湧くと思います。

英語で「どういたしまして」と言いたいときに困ってしまわないように、まずはこれだけ覚えておきましょう!

「You’re welcome」ってネイティブは使わないの?

you're welcome

どういたしまして」という英語、真っ先に思いつくのが「You’re welcome」ですよね。

日本では、「ありがとう」に対して一々「どういたしまして」と返すことはほとんどないので、英語でも、「You’re welcome」はちょっと不自然な表現なんじゃないかと思う方もいるでしょう。

ですが「You’re welcome」は、ありがとうへの返しとしてネイティブも日常的に使う自然な英語です。もしかすると、「You’re welcomeは堅い表現なのでネイティブは使わない」と聞いたことがあるかもしれませんが、私の経験上まったくそんなことありません。

たしかに少しだけ丁寧な響きはありますし、一番よく使う表現というわけでもありません。ですが、友人や同僚、家族の間でも、知らない人に対してでも、基本的にはいつでも使えるので、英会話初心者の方は迷ったらこれを使いましょう。

また、「You’re welcome」にも丁寧な言い方とカジュアルな言い方があります。

  • 丁寧な言い方:「You’re very/most welcome
  • カジュアルな言い方:「Welcome

そしてもちろん、会話の流れや場面によってはもっとしっくりとくる返し方があります。

日本語でも、どういたしましての代わりに「とんでもないよ」、「こちらこそ」、「いつでも言ってよ」など、別の表現を使った方が自然なこともありますよね。

では次から、こういった細かいニュアンスを表現できる自然な「どういたしまして」をまとめて紹介します。

「大したことないよ」を表現できる「どういたしまして」

No problem

「どういたしまして」の代わりに、「大したことないよ、気にしなくていいよ」というニュアンスをカジュアルに表せるフレーズ。アメリカでは、「どういたしまして」としてもっともよく聞くのがこの「No problem」ですね。

「problem」は「問題」で、そのまま「問題ないよ」という意味です。

どんなシチュエーションでも使えますが、例えば、職場で同僚が落としたペンを拾ってあげたときや、駐車場で隣の車のライトがつけっぱなしなのを知らせてあげたときなど、小さな「ありがとう」に対してサラッと返すのにはこのフレーズがとても自然です。

ただ丁寧な表現ではないので、まずは親しい相手に対しての返事として使うのが無難ですね。

A:Hey, you left the car lights on.
「あの、ライトつけっぱなしですよ。」

B:Oh, thanks.
「あら、ありがとう。」

A:No problem.
どういたしまして(大したことないですよ)。

No worries

これも「気にしなくていいよ」というニュアンスでよく使われるカジュアルな表現です。主にオーストラリアやニュージーランドで使われています。

「worries」は「worry(心配)」の複数形で、「心配しなくていいよ=気にしなくていいよ」という意味ですね。

使い方は「No problem」とほとんど同じです。

That’s all right. / That’s OK.

これもよく使われるフレーズです。「大丈夫だよ」、「いいってことさ」といったニュアンスですね。

とてもカジュアルな表現で、親しい友人や家族との日常会話でよく使われます。使い方は「No problem」とほとんど変わりません。

Don’t mention it.

お礼なんていらないよ」というニュアンスを表現できるフレーズです。

「mention」は「言及する(何かについて簡単に話す)」という単語で、「それについては何も言わなくていいよ」=「お礼なんていらないよ」という意味ですね。

また、厳密に言えばこのフレーズは「”役に立てて嬉しいから”、お礼なんていらないよ」というニュアンスなので、「No problem」のように小さな「ありがとう」への返しとしてはちょっと違和感があります。

なので例えば、友人の引っ越しを手伝ってあげたときや、道に迷っている人を助けてあげたときの「Thank you」には、この「Don’t mention it」がしっくりくるかもしれません。

ただ、アメリカ人の友人に聞いてみたところ、このフレーズは違和感はないにしても、あまり日常会話では使われてないそうなので、参考までに。

A:Thank you so much for helping with my move yesterday.
「昨日は引っ越し手伝ってくれて助かったよ、ありがとう。」

B:Oh,Don’t mention it. That was good exercise.
「おお、どういたしましてお礼なんていらないよ)良い運動になったしさ。」

Not at all.

「まったく大したことじゃありません」というニュアンスを丁寧に表現できるのがこのフレーズ。「礼には及びませんよ」という日本語がピッタリきます。

もともと「Not ~ at all」は「まったく~ない」という意味で、「Not at all」と一言で言うと「まったく構わない」という表現になります。

とても礼儀正しく丁寧な表現で、イギリスの紳士が使うようなフレーズですね。アメリカの日常会話ではあまり使いません。

A:(ドアを開けてくれて)Thank you.
「(ドアを開けてくれて)ありがとうございます。」

B:Not at all.
どういたしまして(礼には及びませんよ)。」

「感謝されて嬉しいです」を表現できる「どういたしまして」

(It’s/It was)My pleasure.

感謝していただいて嬉しいです」、「お役に立てて光栄です」というニュアンスを表現するにはピッタリなのがこのフレーズ。

とても丁寧な言い方で、高級レストランやデパート、ホテルの従業員がよく使うフレーズです。

「pleasure」は「喜び」で、「それは私の喜びです」という意味ですね。口語では「It’s/It was」を省略することもありす。

このフレーズはニュアンスの通り、ささいな「ありがとう」に対して使うと大げさ過ぎておかしく聞こえてしまいます。なので、普段仲の良い友人や家族に対して使うことはあまりありません。

日常会話で使うとすれば、例えば杖をついたお年寄りが階段をのぼるのに手をかしてあげたときの「Thank you」には、この「My pleasure」で返してあげるとしっくりきます。

A:Excuse me, which way to the elevator?
「すいません、エレベーターにはどちらへ行けばいいでしょう?」

B:Down the hall and to the left.
「廊下をまっすぐ行って左にございます。」

A:thank you.
「ありがとうございます。」

B:My pleasure.
どういたしまして(お役に立てて嬉しいです)

(I’m) glad/happy to help.

「役に立てて嬉しい」というニュアンスをカジュアルに表現したいときに使えるのが、このフレーズです。

「glad/happy to ~(~して嬉しい)」というお決まりの表現に「help(手を貸す)」をつけて、「役に立てて嬉しい」という意味ですね。口語では、「I’m」を省略することも多いです。

困っている友人を助けてあげたときの「Thank you」に、親しみを込めて返したいときにはピッタリですね。

A:Thanks for helping me install my new bookshelf.
「本棚置くの手伝ってくれてありがとね。」

B:Glad to help!
どういたしまして(力になれて良かったよ)!」

「当然だよ」を表現できる「どういたしまして」

Sure/Sure thing

「当然のことをしただけだよ」というニュアンスをカジュアルに表したいときには、シンプルに「Sure(もちろん)」が使えます。「Sure」も「Sure thing」もまったく同じニュアンスです。

日本語で「当然のことをしただけ」というとなんだかかっこいいですが、英語の「Sure」はもっとラフに使われています。「いいよ」とか「うん」くらいの感覚です。

なので、普段から親しい人のちょっとした「ありがとう」に軽い返事として使うことが多く、気の利いた返事ではありません。

もう少し丁寧に返したいときは、「Sure」の後に「You’re welcome」や「No problem」をつけ足したり、「Sure!」と少し大げさに発音して使うと自然です。

A:Can you pass me the salt?
「塩とってもらえる?」

B:Here you go.
「はいよ。」

A:Thanks.
「ありがとう。」

B:Sure.
うん。

「いつでも言って」を表現できる「どういたしまして」

Anytime

「ありがとう」と言われたことに対して、「またいつでも力になるよ」というニュアンスをカジュアルに表現できるフレーズです。

「いつでも」というくらいですから、普段からよく関わっている相手にしか使いません。友人や職場の同僚のために何か手伝ってあげたときなんかに使うのが良いですね。

A:Here we are.
「はい、着いたよ。」

B:Thanks for the ride.
「乗せてくれてありがとう。」

A:Sure,anytime.
「うん、どういたしまして(またいつでも送るよ)。」

「こちらこそ」を表現できる「どういたしまして」

Thank YOU

「どういたしまして」とはちょっと違うかもしれませんが、「ありがとう」に対して、「こちらこそ」と返したいときもありますよね。そんなときは、自分も同じように「Thank you」と返すこともできます。

ただこのとき、普通に「Thank you」と返すのではなく、「you」を強調して発音します。そうすることで、「こちらこそありがとう」というニュアンスを表現できるんですね。

ショッピングで店員に「Thank you」と言われたときなどの返しとして自然です。

A:(ショッピングの会計などで)Thank you. Have a good day.
「ありがとうございました。良い一日を。」

B:Thank YOU.
こちらこそ、ありがとうございます。」

まとめ:場面に応じて「どういたしまして」を使い分けてみよう!

ではもう一度、英語で「どういたしまして」を表現できるフレーズとそのニュアンスをまとめておきます。場面に応じて使い分けてみてくださいね。

 丁寧 ~ Not at all(礼には及びません)
      (It’s/It was)my pleasure(お役に立てて光栄です)
  
      You’re welcome(どういたしまして)
  
      Don’t mention it(お礼なんていらないよ)
      (I’m)glad/happy to help(役に立てて嬉しいよ)
      Thank YOU(こちらこそ)
  
      No problem(大したことないよ)
      No worries(気にしないで)
      Anytime(いつでも言ってね)
      That’s all right/That’s OK(大丈夫だよ)
  
カジュアルSure/Sure thing(うん/もちろん)

最後に大切なこと。

これは「どういたしまして」に限った話ではありませんが、「言葉はコミュニケーションのためのツールに過ぎない」ということを忘れないでください。「どんな言葉を選ぶか」よりも「どうやったら気持ちが伝わるか」がなによりも大切なんです。

なので「Thank you」と言われたら、「この場合はどんな言葉で返すんだっけ?」と言葉に詰まるのではなく、とにかく何でもいいので、笑顔で、明るく返してあげてくださいね。

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